氷点下できみを焦がしたい



お昼ご飯にはまだ早くて、苺パフェを頼んだ。永遠くんはチョコレートケーキ。

背の高いグラスに詰まった苺と白いホイップクリームが美味しそうだ。



「そういえば、お父さんとはどう?」

「ああ、最近早く帰ってくるようになって一緒に夕飯食べてるよ」

「そっか、よかった……!」

「……ていうか、お前あの時、」


何か言いかけて、それから少し黙ってしまった永遠くんに、あの日のことを思い出す。


『──本当に私は、今のままの永遠くんが大好きだよ』


……私、すごい恥ずかしいことたくさん言ったっけ!?

大好きって、いっぱい言っちゃった気がする…。

だってなんだか永遠くんが寂しそうで、消えちゃいそうで、そんなことないって知ってほしくて。

それにあの「大好き」は人としてって意味で、永遠くんもきっと熱で朦朧としてたからあの日のことあんまり覚えてないよね!?


改めて思い出すと急に恥ずかしくなってきた……。


「……いや、やっぱり何でもない」


少し視線を逸らして永遠くんがそう言うから、私も何も言えなくなった。お、覚えてたのかな……?