氷点下できみを焦がしたい



「早いじゃん、お待たせ」


私に気付いてくれた永遠くんが、ふっと頬を緩める。
それだけで嬉しくて、胸の奥が熱くなる。

白いTシャツに細身の黒スキニーというシンプルな格好だけど、スタイルがいいのでモデルさんみたいだ。



「お、おはよう!今日はどこに行く?」

「腹減ってる?」

「うーん、ちょっとだけ」

「じゃあそこのカフェ軽く何か食べようか」



永遠くんが指さしたのは、新しくできたばかりの可愛いカフェ。
SNSで話題になっていて、私も来てみたかったところだ。


「嬉しい、ここ来てみたかったの!」

「クラスの女子たちが行きたいって言ってたから、羽瑠も好きかと思って」

「うん、好き!」


どこに行こうか、ちゃんと考えてきてくれた。
さりげなく羽瑠って、呼んでくれた。


まだあって数分しかたってないけど、もう楽しいな!