氷点下できみを焦がしたい



「それで、」


何だかきまり悪そうに目を逸らす永遠くん。

どうしたのかと思って首をひねる。



「どうしたの?」


「今週の日曜日って暇?」

「え、暇だけど……」


「お礼に何か奢るからどっか行こ」



ぶっきらぼうな言葉で。
逸らした目で。

予想外の言葉に、え、と目を見張る。
それって、それって。

デートって、思ってもいいのかなぁ。



「い、行きたい!」

「ん、じゃあ日曜の11時に駅で」

「う、うん!」



夢みたいな約束をして、永遠くんは「じゃあ」と生徒会室を出ていった。


それを言うために、わざわざ呼び出してくれたの?
お礼に、どこか連れて行ってくれるの?


ねえ、永遠くん。
ちょっとだけ、ちょっとだけだから、期待してもいいのかなぁ。