氷点下できみを焦がしたい



「いや、おかげで、あの後初めて父親がご飯作ってくれた」

「!そうなの!」


永遠くんが可笑しそうに笑いながら話すから、私もとびきり嬉しくなってしまう。


「すげえ味薄くて不味かった」

「あはは」



よかった、永遠くんが元気になって。
よかった、嬉しそうで。
お父さんともうまくいってそうだ。


「お前がいなかったら、たぶんあんなにうまく伝えられなかったと思う。

……羽瑠のおかげで、頑張りすぎなくてもいいって思えた」


羽瑠って、さっきから呼んでくれてる。
熱に浮かされてて覚えてないかもと思ったけれど、ちゃんと覚えててくれたみたいだ。

改めて呼ばれると、ちょっと照れくさいなぁ。