氷点下できみを焦がしたい




「と、永遠くんの友人の笹木羽瑠と申します!お邪魔してます!実は永遠くんが熱を出していて、ちょっと看病というか……!勝手にお邪魔してしまってすみません!」


テンパってしまって、勢いよく頭を下げる。
深々と頭を下げた私を見て、永遠くんのお父さんも驚いている。ひかれたかもしれない……。




「え、永遠が風邪?そうか、ありがとう」

「……いえ」

「永遠が風邪なんて珍しいな」



面食らった顔をしているお父さん。

この人が、永遠くんがずっと認めてもらいたいと思ってるお父さん……。


正直、永遠くんの話からはもっと厳しそうな、冷たい人を想像していた。

だけど目の前の彼は、永遠くんが風邪をひいたことに戸惑っているみたいだ。