氷点下できみを焦がしたい



目の前の永遠くんの、メイクしてるみたいに綺麗な肌。長い睫毛。形のいい唇。


ドキドキして死にそうだったけれど、永遠くんが小さく寝息を立て始めた。



「……え、寝たの……?」


だんだん私も冷静になってきた。

永遠くんがこんなに近くにいること、きっとこの先ないと思うから。

だから、今日はちょっとだけ、幸せ噛みしめてもいいかな。



だってこれは熱のせいで。
永遠くんはきっと、目が覚めたら覚えてないだろう。

私のことを好きだからこうするわけじゃない。


わかってるから、今だけは。
今だけはこの永遠くんを独り占めさせてほしい。