「…ふ、可愛い」



「ななななな」



めちゃめちゃ甘い!

翼くんが甘すぎてわたし、もう死にそうです…。




「その慣れてない感じも好きかも」



真顔で言われても。


ま、なんだかんだ言いつつ嬉しいんだけどね!



「翼くん、わたしなんかでホントに良いんですか…?」



後になって「やっぱ無し」とか言われたら立ち直れないよ?!


わたし、七瀬音羽は、返品不可だよ?



「当たり前。音羽じゃなきゃ無理」



安心させてくれるように、もっと強く抱きしめてくれる翼くんに。




「わたしも、翼くんが大好きです〜!」



「なにそれ、そんなこと言ったら襲うよ?」



「はい?!」





ー翼くんは、どうやらオオカミくんのようです…。