最悪だ。

付き合って三年、黙って帰国を待ち三年。

六年間私は何をしていたのだろう…

都合のいいものわかりのいい女…

今でも指輪をはめ続けている私を見て、待たせて酷いことをしたなんてこれっぽっちも思っていやしないんだろう。

待っていた私が悪い、早く結婚して辞めてくれよ会社を。

笑顔なのに彼の笑ってはいない目がそう語っていた。

最悪な再会だ。