恋色に染まっていく

「私は自分自身に自信がないよ。それでイラッとしちゃったし、涼ちゃんに怒ったりした。今思うと、ただの八つ当たりだよね。ごめんね」

「ううん、オレが何も考えてなかったから」

「涼ちゃん、告白のやり直しをしてもいい?」
「え?」

「私、ちゃんと告白したかったから」

「オレも、やり直したい!」


私たちは今更ながら本当に誰もいないのか確認するためにキョロキョロしてから、もう一度お互いに向かい合った。

涼ちゃんのサラサラな前髪が風に遊ばれている。

「涼ちゃん」
私は深呼吸をした。

「ずっと、ずっと前から好きだったよ。いつも私の隣にいてくれて嬉しかった。いつだって優しい言葉をくれて、そのことに救われてたんだよ」

首から頭のてっぺんまで、なんだか熱い。