恋色に染まっていく

「なんでーー、ズルイよ、桃ちゃん!!」
ブーブー文句を言う涼ちゃんをとりあえず無視して、私は考える。


だって。

私のこと好き?
どこが!?

メガネはズレてるけどイケメンで。
性格も優しくて。
学校でも人気者な涼ちゃんが?


「彼女」になれる自信なんてないから。

そもそも自分自身に自信がないから。


……あれ、でもそれって。
涼ちゃんの気持ちを信じないこととは違う気がする。


告白の言葉を検索しようとするような涼ちゃんだけど。

涼ちゃんが言うように、それは本当に失敗したくないからだったら……。



「涼ちゃん、あのね」

私は涼ちゃんの色白でキレイな顔を見た。