私も間近で千賀くんの素敵な寝顔を見れる機会なんて滅多にないから。



この機会に堪能しちゃって·····。



いつしか私もウトウト·····。



気づけば夢を見ていた。



とっても、幸せな夢。



目の前には青く輝くイルミネーションが広がっていて。



手には温かな感触·····。



繋がれた先には千賀くんの大きな手があって。



微笑み返す千賀くんは、まるで王子様のよう。



『メリークリスマス』



そう言って、千賀サンタは私にキスを1つ贈る。



最高のクリスマスプレゼントは、何よりも千賀くんと一緒にいること。



これからも離れないで、ずっとそばにいる。



私はこの先なにがあってもそう誓える自信があります。



どうか、幸せな夢よ醒めないで。



繋がれた手が離れないようにギュッと握りしめながら、心からそう願った。