2019年6月21日の、それは明け方のことでした。4時頃だったかな。トイレに、起きたんですよね。とにかく寝苦しくて。(臨月になると膨らんだ子宮が他の臓器を圧迫するので横になっていても苦しい。)
で、寝室に戻って少しウトウトしていたら5時半頃、「パチン!シャーーーーーー」という異様な体内音で目が覚めました。そして覚醒と同時に悟りました。「あ、ダメだ、これ破水だわ」と。
直前にトイレに行ってたし、感覚がやっぱり違うんですよ。だから確信を持って叫びました。「夫くん!大変!起きて!破水してる!!」と。(そしてお腹に力が入ると加速する破水。みんな、叫んじゃダメよ、こういう場合は)

友人からの助言で、地元タクシー会社の「陣痛タクシー」というサービスに登録しておいて良かった。予めうちの住所と電話番号、病院の登録をしてあったので、電話一本ですぐ来てくれて、病院まで連れて行ってくれました。後部座席には防水の為のビニールが敷いてあった。さすが!

ちょうどこの前日に、入院セットを準備したばかりだったんですよね。ほら、予定帝王切開で7/1に産む予定だったから、6/20でもまだ10日以上前。しかも、本来の予定日は7/10だったんです。予定日から換算すると3週間も早い破水、出産でした。全然予想しておらず。びっくりしたー。一応、いつ産まれても良いとされる「正期産」の第一日目、ギリギリの日でした。

その準備したばかりの入院セットを持って、お股にバスタオルを挟んで(ボタボタ落ちてくるのよ、羊水がっ)、実母と共にタクシーに乗り込みました。突然のハプニングに、手が震えてました。しかし震える手でスマホを取り出して、私がしたのはとりあえずまず、翌日にランチを約束していた友達へのキャンセル連絡(笑)でした。だって。本当に7/1に産む気マンマンだったから。6/22にランチの予定を入れていたんですよ(笑)(笑)。友達も早朝5時にLINEされてびっくりですよね。「破水していま病院へいくタクシーの中だから明日のランチは多分行けないと思う。キャンセルさせて!ごめんねー!」って。多分て言うか絶対行けないヤツだよ、それ。

病院への連絡は破水した時点ですぐにしていたので、着いてすぐに車椅子に乗せてもらい、そのまま産科病棟へ。
ここでようやく、お腹の赤ちゃんの心音を聴くための装置をつけてもらいました。「赤ちゃん、まだ大丈夫そうですね」と看護師さんに言ってもらうまで、気が気じゃ無かったです。赤ちゃん苦しいんじゃないか、と。羊水が出ちゃっても、しばらくは大丈夫なんですねー。
その時点で、既に私の前に4人の妊婦さんが運ばれて来ていて。で、緊急度合いの高い方から手術に入るので、しばらくお待ちください、とのこと。おおふ。すぐに出してもらえる訳ではないのか…!!!
これが6時半くらいのことで、そのあと手術室に案内されたのが7時半くらいでしょうか。1時間ほど待ちました。赤ちゃん、大丈夫か。(バイタルで逐一チェックされてるので大丈夫です)