【悪阻沼から這い上がったら脱皮地獄が待っていた】

年が明けて、2019年。
それは本当に唐突に終わりました。
イエス、悪阻です。

ある朝、目覚めたら、まるで霧が晴れたように、世界が清浄な空気に包まれていたんですよね。「なに!?なんなの、この明るさは、、なんて爽やかな朝、、、!!」ってな感じで。いつものリビングが、めっちゃキラキラした空間に感じられて。
一瞬で分かりました。あ、悪阻、終わったなって。不思議ですねー。
でも本当、「世界が変わった」としか表現のしようがないあの爽やかさ。そのくらい、悪阻の間ってドロドロモヤモヤした空気に始終包まれてる感じなんですよね。

嬉しくて、しばらく好きなもの食べまくりました。主に甘いものですが(笑)。いやー、食べられるって幸せなことだ!

と、喜んだのも束の間。

妊娠中は様々なマイナートラブルに見舞われると見聞きしてはいましたが、続いて私を襲ったのは、誰からも聞いたことのない変な症状でした。

それは、脱皮。
身体中の皮が剥け始めたのです。
え、、おい、脱皮ってちょっと。
いつの間に、私は昆虫類に片足を突っ込んでしまったのでしょうか。
皮膚のトラブルとしては、湿疹とか、妊娠線とか。そういうものは本で読んだりしていたので、アレルギー体質の私は、割と気をつけて保湿していました。がっ!保湿しているのにも関わらず、背中から腕から足から全身、毎日のようにポロポロ皮が剥けてくるんですよ。それはもう「肌の乾燥」なんてレベルではなく。脱衣所の床を、毎日掃除機かけなきゃいけないくらい。日焼けの後みたいな感じですかね。でもね、痒くないんです、まったく。ただただ、皮が剥けてくるだけなんですけど。あれ、何だったんだろう一体。新陳代謝?身体が生まれ変わろうとしていた?(一体何に)

脱皮は1ヶ月くらい続いたかなぁ。
これも気付いたら終わってました。

保湿剤を毎日塗りたくったお陰で、妊娠線はどこにも全く出なかったのが、怪我の巧名でしょうか。

脱皮が落ち着いたら、今度は花粉症デビューしてしまったり(本当これ酷かった。薬飲めないから、毎日箱ティッシュかかえて出勤してた)、これまた初めての便秘になったり、後期はむくみが酷くて靴が履けなくなったり、貧血やら腰痛やらまーーーーーーーーありとあらゆるマイナートラブルを経験し、出産の日を迎えるのでした。

妊娠期間ってすごい。
身体中の機能がブーストかけて作り変えられる感じ。
お腹の中で人間ひとり新たに育ててるんだから、そりゃー通常運転ではなかろうが、面白かったなー。

とにかく薬が飲めないので、当時は辛かったけど(笑)。
今となれば、いい思い出です。

あ、そうだ!
体質が変わって、良かったこともひとつだけあったんだった!!それは

ム ダ 毛 が
まったく生えてこない(笑)。

女性ホルモンが大量に分泌されていたせいだと思いますが、普段は剃ったりしていた腕や足の細かい毛が、全く生えてこなくなったんですよ。これは助かりました。これだけは、もうずっと妊娠中でも良いと思ったくらい。←

残念ながら当然ながら、出産後は元に戻りました(笑)(笑)。ああ残念!