三月はいなくなる子が多いから

青春・友情

笑緒/著
三月はいなくなる子が多いから
作品番号
1578369
最終更新
2020/05/05
総文字数
22,777
ページ数
49ページ
ステータス
未完結
PV数
1,067
いいね数
0
緑豊かな丘の上に建つ、私立誠華学園。


306(サン・レー・ロク)と呼ばれるこの地域では


一番の歴史がある学校だ。





私、平野麻衣はこの春で誠華学園高等部の二年生になった。


平々凡々とした日々を過ごしてきた私にとって、


高等部2年生は、人生で初めての、もしかすると唯一の大きな困惑を味わうこととなった。





その原因はふたつある。


ひとつは、
1年生の頃から密かに憧れていた牧田先生が担任になったこと。


もうひとつに
その牧田先生から、頼まれた、私にとってはとても厄介なこと。



これまでみんなに注目されることを嫌って、

穏やかに、もの静かに過ごしてきた学園生活が

そして私自身も大きく変わっていった。






※本編中に登場する、地名・団体名等は全て架空のものです。また未成年の飲酒や喫煙のシーンがありますが、それらの行為を推奨する目的はございません。また不適切な単語を使用せざるえない場合には、伏字にしています。

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