“ブブッ!”


<リュウのクラスでも話あった?>


<寝てたからほとんど聞いてなかったけどなw>


<やばいよ・・。
バレたらどうしよう・・。>


<大丈夫だって。先公たちは電車通学してる奴らしか頭に無いし、

ミオが疑われることねーよ。>


<だよね。>


<つーかさ、仮にミオだってバレても、
“触られた”って言えばよくね?>


<あ!そっか・・。>


<“怖くなって気が動転してその場から逃げてしまいました”って言えばギリセーフっしょ。>


<確かに・・!ありがとリュウ!>


<あ、でもバレるまで言うなよ?
色々めんどくさそうだから。>


<分かってるよ♪>




そうだよ・・。
何も怖がらなくていい。


ウチにはリュウとタクヤがついてるし、
いざとなったらお父さんだっているし。


あの時みたいにまた嘘泣きすれば大人はみんな信じる。





“ブブッ!”


<昼休み体育館使われるんだったら、
今日はヤれないな。>


<たまには屋上でする?>


<ダハハ!ミオには敵わなぇなぁ。>