不機嫌な彼と恋のマジックドライビング

「あれ?」

ワイパーの下に紙が挟まっている。

手にとると見覚えのある綺麗な字が目に入った。

『言い過ぎた。ごめん。
可愛すぎて顔見れなかった。
似合いすぎだ。
付箋…あんなとこに貼るな!
あれじゃ風で飛ぶだろ』

みるみる私の目からはまた涙があふれだす。

近づくと不機嫌なくせに、時々優しさと笑顔を見せて私の心を離さない。

「 素直じゃないんだから…」

ぽつりと呟くと

「 うるせぇ」

と返事が返ってきてびっくりして飛び上がった。