「春香ちゃんのこと、もう絶対手放してあげない。誰にも触らさせない。……だから、もっと俺だけを見て」 「…智紘先輩のこと好きになってから、先輩のことしか見えてませんよ…」 「じゃあ、もっと俺だけでいっぱいになって?」 そっ、と頬に添えられた手。 わたしを愛おしそうに見つめる瞳。 ──心地よい鼓動が聞こえてくる そして ゆっくりと、目を閉じた。