「そうです…!」 智紘先輩にとっては“ただのひざまくら”になるかもしれないけど、わたしにとってはそうじゃない。 先輩が彼氏になった以上、 そのひざまくら、がどれだけドキドキするものになったのか。 知らないくせに……。 「〜〜…と、にかく、どいてください…!」 「無理だって。俺、今眠たいんだもん」 「だから眠たいならそっちで一人で寝たらいいじゃないですかっ…!」