「俺のために可愛くなりたいからってリップをつけてくれたってことは、俺にキスされたかったって解釈していいんだよね?」
「なっ! どういう解釈してるんですか!?」
「だって今までリップ付けてなかったでしょ? それなのに付き合った途端そんな可愛いことしてくれたらさぁ…俺もう期待しちゃうよ?」
「い、意味が分かりません……。」
……わたしそういうつもりでリップをつけてきたわけじゃないもん…
ただ、智紘先輩に可愛いって思ってもらいたかっただけで……
「と、とにかく、わたしはそんな理由でつけてたわけじゃないので…っ!」
「まぁ理由はどうであれ。…春香ちゃんさ、昨日俺が言ったこと、覚えてる?」
「え? 昨日?」



