「そんなの、めちゃくちゃ嬉しいに決まってんじゃん」
「っ智紘、先輩…」
「だって、可愛くなりたいって思ったのもリップをつけてくれたのも全部俺のためにしてくれたことなんでしょ?」
「あっ、えと……っ」
──言葉にするのが照れくさくて、代わりに小さく頷いた。
「めちゃくちゃ嬉しいに決まってるじゃん! 春香ちゃんが俺のためにってしてくれたことだよ? すっげぇ嬉しい!」
「…ほ、ほんとですか…?」
「うん。こんなのね、嬉しくない彼氏とかいないから。…だからね、俺、今やばい。」
「…智紘先輩?」
「あー、もう、やばい。」



