───えっ……。
わたしの担任の、山崎先生に……?
「そしたらさぁ、“補習なんてそんなものないぞ?”って言ったんだよ。そこまでして春香ちゃんが嘘をつかなければならない出来事が起こったんだって思ったんだよね」
「っ─」
「…で、そんな矢先に偶然春香ちゃんが大和と会ったでしょ? そん時も沢田がいて何か話しかけられてたみたいだし、俺と自販機の前で会った時も沢田が来た瞬間、春香ちゃんの顔が強張ったし」
自分では普通に接してるつもりなのに、そんなに顔に出てたのかな…。
「だからさ、絶対に沢田が関係してるって思ったんだよね」
「たったそれだけのことで…ですか?」



