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「…で、何で呼ばれたか分かってる?」
智紘先輩と離れた途端、怖い口調になる。
先輩の前で見せていた可愛らしい姿はもうどこにもなかった。
「もうこれで3回目よ?」
「…で、ですから智紘先輩に付き纏ってなんかいませんので…っ!」
「じゃあ何なの」
「えっと…、その、飲み物を買いに行ったあとに、偶然先輩が来たというか…。」
……そんな、いつ自販機の前に現れるか分からない相手を待ち伏せするなんてできないよ…。
って、そもそも付き纏ってないのに……
「そんな偶然なんてあるのかしら?」
「…えっ…? いや、でもその…それ以外考えられないというか…。」



