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「ねぇ、春香ちゃん！」
──バンッと床に手をつく先輩。
「な、なんですか…」
「なんか最近大和にべったりじゃない！？」
「…はい？」
……なに、べったりって…。
「一昨日だって大和に会いに来たとか言ってたしさぁ。なんで大和ばっかり？」
「いや、だから…それは語弊がありますって」
「でも間違ってないんでしょ？」
「だ、だから、大和先輩に用事があっただけで、べつに会いに行ったっていうのでは…」
……そもそも用事っていうのも、智紘先輩に好きな人がいるかどうかを確認するためのものであったし……。
「大和のこと好きなの？」
「えっ…ちょ、何言ってるんですか！」
