“まさか”と“もしかして”が錯綜して、わたしの心をかき乱していたけど ──これは限りなく、もしかして寄り そんな気がする。 わたし、智紘先輩のこと──── 「──好き、なんだ。」 ずっとずっともやもやしたままお腹の中でうごめいて、出口の見えない迷路にでも入ってしまったかのような感覚だったけど 出口から見えた、その先には 光り輝く太陽が、 温かくわたしを照らしてくれた。