「……どうしてずるいんですか…?」
「そういう子たちは俺のことはべつに好きじゃなくて、ただ隣にいたら周りに自慢できるからとかお飾り目当てとか結局は自分のプラスになることしか考えていないんだよ」
「えっ…」
衝撃的な言葉に驚いていると、「びっくりさせちゃったかな」そう言ってわたしの頭を優しく撫でる。
それを平気な顔して話す先輩。
でも、ほんとの気持ちはどうなんだろう…。
わたしだったらきっと傷つく。
だから先輩も、もしかしたら────…
「そんなわけで“来るもの拒まず”っていう噂が広まったってところかなぁ」
「…智紘先輩は、その…恨んでないんですか?」
まん丸にした目でわたしを見て、「んー」と数秒上を向いて考える。



