「は、はい…」
「好きなものかぁ。んー、甘いのは全般好きだけど辛いのは苦手かなぁ」
「な、るほど」
「あと冬が好き」
「冬 ですか…?」
…なんか意外。寒いの苦手そうなのに……。
考えていることが顔に出ていたのか、わたしの顔を見て、はははっと笑った。
「えっとねー、なんで冬が好きかって言うとー、ほら寒いでしょ? だから好きな子にくっつける口実ができるから」
「えっ…」
「好きな子にはくっつきたくなるでしょ?」
「さ、さぁ…。」
好きな人がいたことないわたしからすれば、先輩の言っていることがよく分からない。
「もしかして春香ちゃん 好きな人、今までいたことない?」
「そうですね。…ってわたしのことはどうでもよくて……智紘先輩は今まで何人好きになったんですか…?」



