「あー、また先輩になってる」
「たまには許してください。……って、それより質問に答えてください…。」
なんとなくムスッとした声で、「んー」と悩んでいる先輩は、いきなり「あ!」と何かを思い出したように言う。
「いち──」
「いちごロールパン以外でお願いします…」
……知っている情報が真っ先に出てきて思わず笑ってしまいそうになった。
「ははっ。春香ちゃんよく分かったね」
「そ、それしか知らないですけど」
「でも覚えててくれてるのは嬉しいな」
「そりゃまぁ…」
先輩、基本そればかり食べてますし。
忘れる方が難易度高そうだもん…。
「いきなりどうしたの? 俺のこと聞きたいなんて…」
「あ、いやー…」



