「わりぃ……」 「逢坂ぁぁぁぁぁ!!!待てこらァ!!」 目を見開く私は混乱状態。 怒鳴り声が複数聞こえてきて逢坂くんが舌打ちをする。 せ、戦争!? 「あぁ、もう。めんどくせぇな!!」 そう言って逢坂くんは私の手首を掴むと走り出した。 「え!?ちょ……っと!?」 訳もわからぬまま走らされ、振り返れば追いかけてくる鬼の形相をした三年生の群れ。 「ヒィッ……………!!!」 「とにかく走れ!」 半泣き状態で無我夢中で走ってなんとか難を免れた。