「ごめんなさい……」 中庭に連れてこられた私は大変ご立腹の工藤くんに改めて謝罪する。 「別に謝ることなんかないけど?」 「でも、工藤くん怒ってるもん……」 「怒ってないって。で?お前はなんのために特進科に来たの?」 ベンチに座りながら隣をポンポンと叩いた工藤くん。 立ちっぱなしなのもおかしいので、おずおずと座れば工藤くんの肩がとてと近いことに気づく。 「これ……今日、一緒に食べようって誘いたくて……」 上手く誘うことには失敗したけれど、早起きして作ったお弁当を差し出した。