よしっ、ゆるふわメイク完成……!?
「ねぇ、いっちゃんどうかな!?」
「いや誰よ……!?」
「えっ、そんなに別人……?いつもと違う感出てる!?」
「違いすぎるって………!!!」
女子力の高いいっちゃんが絶賛する程とは、メイクで女の子は変わるってホントだったんだ。
お化粧って素晴らしい。
「いちかー。わりぃ、数学の教科書忘れたから貸してほし……って。えっ?は?ひ、日菜ちゃん!?」
「零士くん!いいところに来た!どうかな?今日の私、いつもと違う?」
「…………あのさ日菜ちゃん、ハロウィンはもう終わったよ?」
へ?
ハロウィン……?
零士くんの言葉と同時、やれやれと言った様子でいっちゃんが口を開いた。



