どっからどう見てもクリスマスの夜に彼氏と待ち合わせをしていると思うような格好ではない。 手にはスーパーの袋を提げているし……。 「アイツ、来ないのかよ?嘘だろ?」 そんな私を探るように見た逢坂くんはなにかを悟ったらしく、眉の皺があからさまに寄せられた。 その間もスマホはずっと振動し続けている。 お母さんが心配しているから出なきゃ……とは思ったけれど、逢坂くんの瞳から逃げられそうにもない。