【完】今日もキミにドキドキが止まらない




* * *



うう……寒っ!!

クリスマスのスーパーは主婦の戦場かと思う程混んでいた。


卵だけを買ってズルズル身体を引きずりながら歩く私は、本当に誰が見てもクリぼっちだろうな。


カップルや子供連れのファミリーなんかで街中は賑わっているから肩身が狭い……。


駅前広場に差し掛かった時、視界を覆い尽くす程の“それ”に足を止めた。



「あ……」



ホワイトツリーだ……。
私は吸い寄せられるようにツリーのそばへと向かった。


今年も立派に彩られた駅前の巨大ツリー。

工藤くんと初めて出会った大切な場所。



立ち尽くしたまま見上げれば、懐かしさが溢れ出る……。