「どうした?さっきからずっと黙ってるけど」
「あ……」
「お前は全然こっち見ないし」
「……っ、」
お前は……って。
私よりずっと背の高い工藤くんを見上げれば、もう既に私を見ていたらしく、その瞳と目が合った。
一体なんて話したらいいかわからなくて、なかなか切り出せないままだった。
それなのに、工藤くんは優しい。
時折……そんな私を気にしてチラチラ視線を向けてくれていた。
歩く速度だって私に合わせてゆっくりで。
このまま黙り続けて、私はなにも言わなくていいの……?
工藤くんが悩んでいるのに?
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