白を基調としたシンプルなお部屋。
絵の具を水で溶かしたような薄いブルーのベットシーツ、背の高いスタンドライト、難しそうな本なんかもたくさんあった。
ここが、工藤くんが過ごしているお部屋。
……神様、私の生涯がここで幕を閉じようとも悔いはありません。
「なんか飲む?」
私がキョロキョロと部屋の中を見回していると工藤くんが尋ねてくる。
「えと、お構いなく……?」
「ぷっ。なんだよそれ。緊張しすぎじゃない?」
「し、してないよ……」
「じゃあ、ドキドキしてんの?」
「んっ……!」
図星をつかれた私は口ごもるはめになった。
「当たり?」
「それは今は、一時休戦って言……」
「禁止令解除したんだから、試合再開だろ?」
私が言い終えるよりも前に声を被せてくる。



