胸の奥がチクリと痛んだ。
お似合いだと言われる二人の姿がポンッと頭の中に出てきてしまう。
私の心の拠り所である想像の工藤くんをいとも簡単に消し去る。
なんてパワーワードなんだ……。
「でもすごいよねあの二人。特進科の宮野(みやの)先生も期待してるくらいだし」
特進科クラスの主任を務める宮野先生は、今まで何人もの生徒を有名大学へと導いてきた。
そのための手厚い指導もすごいと、教育委員会からも絶賛されていると聞いたことがある。
「気にすることないよ、日菜。今は目標達成することだけを考えよ」
戸惑いを隠せない私に気づいたいっちゃんが力強く言ってくれた。



