突然、頭上から降ってきた低い声。
誰もがその声のする方へと振り返った。
「な、なに?誰かが呼んだの?」
「えっ。だ、誰だろ?あんなイケメン知らないけど……」
私の位置からその姿を確認することは出来ないけれど、男の子の声だった。
「……誰?てか、なんなの?そういう偽善ホントいらないよ?」
「偽善?そんなひねくれた考えしか出来ないとか、よっぽど頭が悪いんだな」
「っ、なんとでも言えば!?ねぇ、邪魔だから早く消えてよ!」
招かれざる客に、ついに橘さんの怒りが爆発した。
「困るのはあんたらの方なんじゃない?コレは警告だよ」
「は?」
「もう一度だけ言ってやる。警告だ」



