とんだ失態だ、と大鬼は昨日の自分の行動を責めた。

結局日の入りまで少女の水切り遊びに付き合ってしまった。

塔を完成させたものが出なかったことがせめてもの救いか。

このようなことは繰り返してはならない、あの少女に振り回されてはいけない。



大鬼はそのように自分を戒めたが、しかしやはり少女のところまで足を運ぶ度に彼女に振り回されることとなった。