「それでも、みんなと一緒に居たいって…みんなが思わせてくれたから、あたしはここにいる。謝られても困る。あたしが好きでしてる事やから。だから、あたしは皆んなに、迎えに来てくれてありがとうって伝えたい」
そう
来てくれるって分かってたから、なんとか頑張れた
短い間しかまだ一緒におらんけど、信頼できてるってことや。
だから
「謝らんといてよ」
悲しくなってくる
それによく考えれば、あたしは無傷で助かったかもしれへん。
逃げようとせずに待っとけばよかった。
勝手にあたしが動いたから、怪我して逃げなあかんかっただけやし
泉は少し困ったように笑ってた
「でも、窓から飛び降りるのは今後禁止な」
大きな手をあたしの頭に乗せて、笑っていた
よし。元気出た
あたしは東堂のことみんなに話そう
確かに、東堂の名前の身分証明書しか持ってないから不便やった。
今回、泉が気を使って、保険証いらん病院連れてきてくれたけど…
みんなおかしいなって思ってるやろうし
なんか隠しとくのもおかしな話に思えてきた



