肩を掴まれてグルリと後ろを向かせられて、首が悲鳴を上げる
そりゃそうや。ミサさん、男やもんな
力強いわな……
泉は無言でミサさんを睨む
そんなことはお構いなしに、ミサさんは食い気味であたし達に訊ねる
「あ、貴方達一緒に住んでるの!?!?」
「え?うん」
「そくとーーーーーーう」
ミサさんの問いに、普通に答えたら、大きなリアクションで反応された
いや、この人おもろいな。
コロコロ性格と話し方が変わる
「同棲してるの!?」
「同棲っていうか…まぁ転がり込んできたというか…多い時は6人おるな」
「あんた!!何なの?そんなに男を虜にするテクニックがあるの?」
すこしギラギラしたミサさんに手を握られる
いやいや、威圧感が…
「触んな」
パシっとミサさんの手を叩き、あたしとミサさんの間に泉は入る
「あんたも、何かの虜になってるの?教えなさいよ!夜のテクニック!?」
興奮するミサさんの鳩尾に、泉は一発いれる。大丈夫?結構な音したけど…
すこし呻き声をあげて、しゃがんでしまった



