まぁ、ほんまになんでもええし…


「髪乾かしてくれへん?」


ビチョビチョのまま
ミサさんは慌ててドライヤーを。泉は自分で乾かしている。

聴くとミサさんは親の後を継いで、この美容室をしているらしい。
泉は元からここに通っていて、今年からミサさんが担当になったらしい


腕はたしかなんだけどなぁ。とため息をつく泉


言われてみれば!
仕上がりの髪の毛を見て満足


「サラサラやし、めちゃええ色!目立つわ!」


キラキラ光る髪色を気に入った


「杏ちゃんは、どうして金髪なの?今目立つって言ったけど?」


「ん?そのまんまやで!目立ちたかったし金髪にしてん。ここにおる!ってすぐ分かるやろ?」


「なにその理由?可愛くない」


失礼な!可愛さ求めてへんわ!


「顔は可愛いのに、性格と行動が残念ね」

「余計なお世話や」

「いやいや、お世話したくもなるわよ!黙ってりゃ可愛いのに…なんだかなー。こんなんじゃ泉くんも、そそられないわよね?」


ほんと、色々と失礼な人やけど、、あたしは髪色が気に入ったから良しとする