「もしかして噂の烈火のお姫様ってこの子のこと?」
烈火のお姫様?変なの、何それ
でもどうやら、あたしはそう認知されてるらしい
烈火が護りたい女の子
と言う噂が流れているらしいが
すこし違うかな
その噂やと、あたしすごい弱そうやん
「もう一つ、烈火のお姫様と、烈火の女猛獣っていう噂のもあったけど…」
「お、女猛獣!?!なにそれ!それもあたしのこと!?」
どうやら噂が一人歩きをして、か弱い守られる女の子と、猛獣のような女の子が烈火に所属したことになってるらしい
同一人物やのに……
「昔ね、告白したのよ、泉に」
「え?」
突然の話に戸惑う。告白って?あの好きですってやつ?
「元から女装癖があったのは、自分で理解してたんだけど、あたしも喧嘩強かったのよ。でもね?泉には負けるの。泉に負けるたび思うのよ」
ミサさんは一呼吸おいて話す
「あぁ、あたしも女の子だったんだ!ってね」
は、はぁ…泉に喧嘩挑んで負け続けて、か弱い自分に気づいて告白?
すごいな



