そのあとは言うまでもない



「くっそ!杏のやつ本気で蹴り入れやがった!!脛がいてぇ!まじでちょっと腫れてきた」


倉庫で朔がギャーギャー言っている。
当たり前や。今回のは100%朔が悪い


「寝起きで元気だね、君たち。どうせ朔が杏ちゃんにしょうもない事したんでしょ?」


はいどーぞと、慧が紅茶を入れて持ってきてくれた。
そうや。しょーもないことしてきた




「なんかな、急に、見るか?とか言って近づいてきて、ズボン脱ごうとしてきよってん」



「ば!!!お前!言い方やめろよ!話変わってくるだろ!」

朔が少し顔を赤くしてこっちにくる


「朔さいてー!杏ちゃんに近寄るな。下品な猿め」

慧が朔を押してあたしに近づけないようにしてくれる。ふん!女の子にあんな事するからバチがあたったんや!

朔って露出の趣味あったんだ…と隣で響が呟いて、杏にするなよと怒ってる



「だーーー!立ちションしようとしただけだ!」

「杏ちゃんの隣で?きもーい」

「朔きもー」

「あなたが悪いです」


新にとどめを刺されて、朔は力なく座り込む