ほんまにそう
志木にも甘やかされて来たけど、志木はもう少し厳しくしたらよかったと後悔してた

あたしが我儘やし、言うことも聞かへんし、困ってた

泉は、そんなあたしに、キョトンとした顔で首を傾げて言った



「甘やかしてるのか?これは。俺がそうしたいだけだから、甘やかしてはない」


……はぁ
結果あたしを甘やかすことに繋がってんねん


「…ん?」

「いや、なんでもない。ありがとう。助かったわ!」

「あぁ、風呂入ってくる」


そやんな、あたしもまだお風呂入ってない。別に朝風呂でもええかなー

でもせっかく今起きたし、入ってから寝たいな


「入る?」

「うん。入るわ!朝は弁当作らなあかんし」

「ふーーん?」

???


「おいで?」


「へ?」


脱衣所へ向かう泉は、あたしの手を引いた

は?


「脱がないの?」


泉は自分の上の服を手にかけて、あたしに尋ねる

どう言う状況?


「入るんだろ?一緒に」


………?




「な!!!入らへんわ!!後から入るって意味や!!」