「はぁ、とりあえず偶然が凄いな!ちなみに付き合ってないよ」
とりあえず訂正しておく。
泉は舌打ちして、アパートの壁にもたれた
「北蓮見って、男の子ばっかりでしょ?一年の時は、クラスに女の子が4人いたの。でもその子たちも学校やめたり、なんか危ない仕事したりで…友達になれなくて」
危ない仕事ってなんや…
夜の仕事とかか?北蓮見ならあり得る。
「2年になって、クラス見たら、女の子があたし1人だけで……ただでさえ馴染めないし、人見知りなのに…そんなクラスでやってけるか不安で…一度もまだ学校に行けてないの」
うるうるとした目で紗羅ちゃんは語る
女1人は、ちょっと気まずいよな
「2年に女の子何人おるん?」
泉に尋ねると、さぁ?と返事が返ってきただけ
「杏ちゃんは、女の子がいるクラスなの?」
「え?んーん?男しかおらんで!むさ苦しいクラスにおるで」
毎日毎日暑苦しいクラス。
特にこれから夏やし、この時期はもっと教室が暑く感じる
「あ、でも…」
そういえば?
「長谷川さんって女の子はクラスにいるみたい。会ったことないけど。せやしクラスには一応女2人かな!」



