愛は惜しみなく与う②


行くぞと泉は財布と鍵を持ち玄関へ向かう


「調べる事があれば、すぐに」


新がそう言ってくれた

エレベーターの中で、泉は状況を聞いてきた。
あたしが事情を説明する前に、行くと言ってくれた。優しいなぁ


「…その紗羅って奴は、なんだ?ストーカーされてるのか?」

「わからんねん。でもドアノブ回されるってゆうてた。家の前にいるって事やろ?女の子1人やし…危ない」

「その危ないと思う場所に、女1人で飛び込もうとするな」


泉に言われて、それもそうだと納得
日中は暑かったのに、夜はまだ少しだけ肌寒い


「その格好で大丈夫か?」

「うん!上着着てきたし!」


泉は長袖に短パン
同じような格好や

駅前は車よりもバイクが動きやすい

15分ってゆうたけど、10分くらいでつきそう


「えっと、そこ曲がって?」


後ろで泉にしがみつきながら道案内する。いやいや、スピード違反や!出し過ぎ!

必死にしがみついて、紗羅ちゃんのアパートを目指す


「離れたところに停めるぞ」


アパートが見えて、少し離れたところから歩いていく