うーん。なら侵入されることはなさそうやな。今は。
「ほなちょっと待ってて。行くわ」
『いや、そんな!大丈夫。話聞いてもらったら少し落ち着いたから。ごめんね?もう大丈夫だから…きゃぁあ!!!』
「!?!?どしたん?」
紗羅ちゃんの小さな悲鳴が聞こえて、携帯からガタンと音が鳴る
ガサガサと言う音の後に、声が聞こえた
『ご、ごめんなさい。またドアがノックされたから、びっくりして携帯落としちゃった』
……こわいよなぁ
「15分!15分で行くし、ジッとしてて。ほんまにヤバそうやったら、すぐ警察な!」
Tシャツに短パン。その上にカーディガンを羽織り、部屋を出てリビングに戻る
「…何かあったか?」
テレビ見ていた泉が振り返り言う
「ごめん、ちょっとさ、バイク貸してくれへん?」
「……どこ行く?」
「紗羅ちゃんのところ」
一瞬誰だよって顔を泉はしたが、思い出したのか、スッと立ち上がりバイクの鍵を取った。
「駅前だな?」
「あたし1人で行くよ」
「はぁ…1人行かすわけないだろ」



