『うん…』
うーーん。過敏になってる時って、足音が聞こえてる気がしたり、してしまうこともありそうやけど。
なんせ紗羅ちゃんは一人暮らしや
「今から行ったろか?」
『ええ!!!それはいいよ。もう夜遅いし、杏ちゃんが危ないよ』
「いや、あたしはどうとでもできる」
ま、いくら過敏になってるとしても…
「わざわざあたしに言うってことは、なんか怖い目あったか?」
そう。紗羅ちゃんはよっぽどの事がない限り、人には相談できないタイプの子だ。
暴力を我慢してたのもそうやけど、性格的にそんな感じがした。
そんな紗羅ちゃんが、まだ一回しか会ってないあたしに相談するって、勇気がいることやと思う
すると電話越しで、すすり泣く声がした
『あ、あのね?さっきドアノブがガチャガチャ言って……誰かが家の前にずっと居たの。怖くてカーテン開けれないし、覗き穴からも確認できなくて。うぅ…』
それアウトやん
誰かに家がバレてるってことやろ?
「戸締りは完璧か?」
『うん…鍵もしめたし、チェーンもしてる。窓も大丈夫』



