ようやくデパートに辿り着く
「てか、泉の車でこれば、こんな大変な思いせんで済んだんちゃう?」
そや。朝は車で登校した。
やのに今は徒歩や…
「俺が歩いた方が放課後デートっぽいよねって言ったの」
「放課後デートって…そんな可愛いもんちゃうやろ」
「ひどーい!俺はデートだと思ってるよ?」
隣を歩いていた慧は、一歩あたしより先を歩いて、振り返りそう言う
デートねぇ…
「ま、デートでもなんでもええわ」
あたしはとりあえず疲れた。
この段階で、水着とかどうでもよくなってきた…
烈火のみんなと付き合う女の子は苦労するなぁ
「慧は彼女最近までおったんやろ?」
「へ?」
「へ?じゃなくて。こんな外出て騒がれてたら、ろくにデートもできひんくない?」
あたしやったら引きこもりになるわ、こんなん。
「え、いやーーその、彼女は、まぁ」
歯切れの悪い回答。なんや?
あははと誤魔化すような笑いをする。
あれ?
「セフレだろ」
「朔!!」
慧が頬を膨らませて朔の肩を殴っている。
ほう。ほな別にデートとかせんかったんかな



