「新!!!それいいね!みんなでプレゼント!!いいよ。そうしよう!」
「ま、待って。ええってば!あたしお金あるし」
「違うよ!そーゆうんじゃなくて、俺らの気持ちってこと!せっかくだから、そうさせてよ」
慧が杏の手を取りそういう
本当にこういう時、慧は上手だと思います。
自然に手を触れて、優しく語りかけて…
多くの女性はここでコロッと落ちるんですが、杏は特例ですね
「それやったら水着じゃなくて、いっぱい炊ける炊飯器ほしいけど……」
とリアルな本音をポロリとこぼし
ほな、まぁありがたくプレゼントされるわ。ありがとう!
ニコニコ笑った
家電ですね…
これはきっと、またお金を出し合って何か買おうという事になりそうですね
全然いいんですけど
3人の顔が必死すぎて…
笑えますね
そして少し小さな声で響が話しかけてきた
「なぁ?あの3人、杏のこと好きなのかな?」
「どうでしょうか。私にはそう見えますが」
そうにしか見えない
でも、3人が3人とも、何か遠慮しているように見える



