「いや、水着とかって、男でわかるもんか?」

「朔?俺が分からないとでも思うの?杏ちゃんに似合うの、お れ が!!探してくるよ」


何故だか少し意地悪な笑い方をして、慧は朔にそう言う。はて?なんやろか?

朔はそんな慧をみて、うぜぇーと言ってた


うーーーん?


「俺もいく」

「え?」

「だから、買いに行くの、俺もいく」


いや、泉どうしたん?突然そう言うが、絶対こん方がええと思う。
だってデパートとか行くねんで?
人も多いし、女の子に群がられる率高いで?

あと…



「あんた、女の子の水着とか選べるん?」


まずそこやろ
あたしの発言を聞いて、慧は思いっきり吹き出していた


「…でも行く」

「なにを駄々こねる子供みたいな事ゆうてんの。別にあたしはええけど…人も多いし、目立つよ?」


勝手に行ってこいって言うかと思ったら、まさかすぎて、なんかもう…
泉が水着選ぶねんで?笑えるやろ


「お、俺もいく!」

「なんで朔まで!あんたどーせ、あたしに似合う奴じゃなくて、変な水着選ぶだけやろ!戦力にならんから、いらん!」